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コード&コラム

第2回
Android™ 向けアプリの基礎をマスターしよう


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Step1 アクティビティとは一体?

アクティビティとは、一言で言ってしまえば「1枚の画面」です。Android™ 向けアプリは、この「画面」を状況に応じて行き来し、値をやり取りしたりすることで成立しています。

下の図を見てください。


画像内のonCreateやonStartといった単語は、ソース内に決まった順番で書かなければいけない要素で(記述がなければ、その処理は実行されません)、アクティビティを開始するとonCreate(), onStart()と順番に実行されていきます。
そしてボタンが押されるなど様々なタイミングで別のアクティビティに遷移することで、背面に移動して見えなくなったり、再び呼び出されて前面に見えるようになったりします。時として電話や地図など、他のアプリケーションのアクティビティを呼び出すこともあります。

これを繰り返していくのがAndroid™ 向けアプリの基本的な仕組みです。

onCreate()
・ アクティビティを開始した際呼び出されます。
onStart()
・ アクティビティの表示を開始した際呼び出されます。
onRestart()
・ 停止した状態から表示を再開する際呼び出されます。
onResume()
・ ユーザーの操作(タップなど)を受け付けた際呼び出されます。
onPause()
・ ユーザーの操作の受付を中断した際呼び出されます。
onStop()
・ アクティビティの表示を中断した際呼び出されます。
onDestroy()
・ アクティビティが終了する際呼び出されます。

前回HelloWorld.javaのソースを確認した際、アクティビティの中にonCreateという単語を見つけた方もいるかも知れません。もう一度確認してみましょう。

HelloWorld.java
public class HelloWorld extends Activity {
    /** Called when the activity is first created. */
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.main);
    }
}

アクティビティを開始した時、真っ先にこのonCreate()が呼び出されます。

今回はHelloWorldクラスの中にonCreate()しかありませんが、今後onResume()やonPause()などを書き足していきます。
今後も様々なAndroid™ 向けアプリのソースに触れると思いますが、複雑になるにつれこの全体的な流れの理解がより重要になってきます。

第2回 Android™ 向けアプリの基礎をマスターしよう
 Step1 アクティビティとは一体?
 Step2 ファイル構成とJavaの仕組み
 Step3 新しいアクティビティを作って行き来してみよう


サンプルコード

第1回 リファレンスコード(文字列編)

第2回 リファレンスコード2(グラフィックス編)

第3回 リファレンスコード3(タッチイベント編)

第4回 リファレンスコード4(チェックボックス/ラジオグループ編)

第5回 リファレンスコード5(スピナー編)

第6回 リファレンスコード6(サウンド/ムービー編)

第7回 リファレンスコード7(トースト編)

第8回 リファレンスコード8(Google Maps API利用編)

第9回 リファレンスコード9(SQLite編)

第10回 リファレンスコード10(音声認識編)

第11回 リファレンスコード11(日付/時刻ダイアログ編)

第12回 リファレンスコード12(Bluetooth編)